雨色

静かな音楽が 一定のリズムを奏で続けている
どこか暗い景色の中で 立ち止まる
長い間外にいて冷たくなった体
心臓だけがどくどくと熱く響く
ああ、全ては無だ
灰色の空から降り続ける雨
傘を跳ねていく雫も
僕の頬を濡らす雫も
全ては土へと還る

(2006.06.30)

back